アコースティックギター弦の選び方

アコースティックギターの弦も結構種類が多い…

アコースティックギター弦色々

色々なアコースティックギター弦。結構種類が多いです。

アコースティックギターの初心者にも楽器屋の新米スタッフにもわけわからん、なのが弦。

同じメーカーの中でもいっぱい種類が出ていて何が何だかわからない方も多いことでしょう。

※今回の記事内のアコースティックギター=スチール弦のアコースティックギターです。クラシックギターは含んでいませんので悪しからず。

アコースティックギター弦の選び方

さて、アコースティックギター弦の選び方ですが、「 錆びてきたから弦替えたいけどどれがいいのかわからない! 」方、かなり多いことでしょう。

端的に言ってしまえば、

Martin社アコースティックギター弦の赤いパッケージの物を買えば問題ないです。

とりあえず無難なマーチン弦

真ん中のM140ってヤツでも。左右のM1100かM2100でも可

M140ってヤツ。とりあえずこれ張っておけば問題なし。

似たパッケージでM1100とM2100がありますが、これらでも太さは一緒なので特に問題はありません。

※2015年5月追記 Martin弦はパッケージ変更があり、順次以下のものに変わるようです。中身は同じ。

さすがMartinを名乗るだけあって品質が安定しています。しかも安い。

そして一番売れてる。これ大事です。売れているものは大抵どこでも売っているので探すのに困らないのです。

エレキギター界ではダダリオやアーニーボール弦がよく売れますが、アコースティック弦ではマーチン弦が最もスタンダードですね。

(もし行った楽器屋になかったらスミマセン、適当にライトゲージっての買ってください)

つまりとりあえずはマーチンで左上が赤いパッケージと憶えてもらってOK

ですが、本サイトはあくまでも初心者の方や楽器屋スタッフになりたい方に色々と知識をつけて頂く趣旨のサイト。

いつまでもわからないままにはいきません。

アコースティックギターの弦の選び方についてちょっと解説しましょう。

大事なのは弦の素材と太さ。

アコースティックギター(以下アコギ)の場合、弦を選ぶにあたって大事な要素は弦の素材太さです。

これによって弦を押さえた時、弾いた時の感触やサウンドが変わってきます。

じゃあ目隠しをして聴いてわかるのか、と言われると微妙なところですが、少なくとも自分で弾く時に 「 ああ、なるほどね 」 と思うくらいには違いがあります。

アコギ弦の素材

アコギの弦に使われる素材は主に『 Phosphor Bronze 』と 『 80/20 Bronze 』の二種類に分けられます。

前者はフォスパーブロンズ弦フォスファーブロンズ弦などと呼び、後者はただブロンズ弦と呼んだりします。

サウンドの違いとしては、フォスパーブロンズは高音がキレイに出て、きらびやかてブライトな音色

ブロンズ弦はフォスパーブロンズに比べ落ち着いたサウンド

ブロンズ弦の方が若干安い価格設定になっていますが、数十円~数百円程度の差なので節約になる程でもないです。

価格は気にせず気に入った方を使いましょう。

最終的には好みもあるし感じ方も違うとは思いますが、ブロンズはサウンドが鈍重になりがちでフォスパーブロンズの方が扱いやすく、無難といえば無難です。

他にも少し高価だが長持ちするコーティング弦や、弦自体がかなり柔らかいコンパウンド弦などもあります。

コーティング弦もベースの弦を80/20 ブロンズのコーティングかフォスパーブロンズで選べます。

コンパウンド弦はあまり一般的ではなく、そのサウンドや柔らかさがよほど必要でなければあまり使われません。

弦の太さ

弦の太さも、アコギの弦を選ぶに当たって大事なファクターです。

スーパーライトゲージ / ライトゲージ / ミディアムゲージ

上記が代表的なアコースティックギター弦のゲージ(太さ)の名称で、右に行くほど太くなります。

メーカーが異なっていても同じ名称のゲージなら、太さはほとんど同じです。

メーカーによってはカスタムライトゲージなど、これらのゲージの中間になるような太さもラインナップしていることもあります。

(弦の太さを変えるとどう変わるかは下の記事で詳しく書いています)

 

太さによる違いをざっくり説明すると、

弦が細いほど張りは弱くなり押さえやすくなる。

弦が太いほど張りは強くなり、押弦に力が必要になる。

音質的には、弦が細いほど線の細い繊細なサウンドになる。

弦が太い程張りがあり、音量・低音のあるパワフルな音を出しやすくなる。

なお、アコギは工場出荷時にライトゲージが張ってあることが多いです。
※メーカーやモデルによって異なります。

最初にマーチン弦の左上が赤いパッケージをおすすめしたのも、マーチン弦の場合基本的に左上が赤いパッケージがライトゲージだからなのです。

弦の太さを選ぶ時は上記太さの違いによる影響を参考に、今張ってある弦で特に不満なければそのままで、気になる点があるようなら細くしたり太くしたり、色々試してみてください。

アコギ弦の選び方 まとめ

・最初張ってある弦は大抵ライトゲージなので、ライトゲージが無難。

・弦が太くなると押さえづらくなるが、音に張りが出てパワフルに。

・弦が細くなると押さえやすくなり、繊細できらびやかなサウンドに。

・フォスパーブロンズ弦はきらびやかで輪郭のハッキリしたサウンド。

・80/20 ブロンズ弦は重みのある落ち着いたサウンド

・よくわからなかったらとりあえずマーチンのライトゲージ買えば良し!
(左上が赤い M140 or M1100 or M2100など。パッケージに型番記載有り)

といったところでしょうか。

あくまでも傾向ですし最終的には使う本人の感じ方や好みもあると思うので、まずはこの辺りを参考に自分のお気に入りの弦を見つけてください。

特に楽器屋のスタッフになりたい方はこの傾向をしっかり憶えて、実際にギターに触れる際にはそのギターにどんな弦が張られているか意識して、色々な弦の音や感触を確かめてみるといいと思います。

 

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Comment

  1. 通りすがりのS より:

    いつも楽しみに読ませていただいております。

    弦の選び方についてすごくわかりやく書いて頂きありがとうございます。

    参考にさせて頂いておりましたが、マーチンの弦の種類が多すぎて何がなんだかわからなくなっています。

    その辺りもぜひ詳しく書いて頂けると助かります。

    • 管理人 より:

      通りすがりのSさん、リクエストありがとうございます。

      マーチンの弦の種類について、時間見つけて書かせていただきます。

      ただ、こちらの記事に書き足すとすごく長くなってしまいそうなので別記事にまとめます。

      少々時間を頂くことになるかとは思いますが、しばらくお待ちください。

  2. 管理人 より:

    通りすがりのSさん

    リクエスト頂きましたマーチン弦の種類の記事が出来上がりました。

    コチラのリンクをご利用ください。
    (本記事内の関連記事リンク内にもあります)

    http://www.naru-gakki.com/martin-strings/

  3. 山本 より:

    質問があります。
    spanish style martin guitar 1840
    にはどのような弦を使用すればいいのでしょうか?
    教えてください。

    • 管理人 より:

      山本様

      Spanish styleとのことなので胴の細いナイロン弦のギターかと思います。

      今回は鉄弦のアコギ(フォークギター)の弦の選び方の記事にコメントを頂いておりますが、鉄弦ではなくナイロン弦をご購入された方がよいでしょう。

      特にこだわりがなければ無難にダダリオやオーガスチンなどの市販のナイロン弦のノーマルテンションでよいのではないかと。

      フラメンコ系の振りの早い演奏だとSAVAREZ(サバレス)も人気です。

      ローテンション弦ではスパニッシュスタイルのギターの良さを引き出せないのでやめておいた方がよいでしょう。

      ハイテンション弦は歯切れの良いサウンドは魅力的ですが、テンションの負荷でネックの反りやボディートップの浮きなどが発生したり悪化する可能性が高いのであまりオススメしません。

      本当に1840年製ならかなり古いですし、模して作ったリイシューモデルにしたって最近のギターではなさそうなので、ハイテンション弦はやめた方が無難かと。

      なお、シリアルナンバーがわかれば、下記公式サイト上で製造年代を調べることもできます。

      http://www.martinclubjp.com/serialnumber/

      ナイロン弦については下記記事で別途解説しております。

      http://www.naru-gakki.com/cgstrings-tension/

      お持ちの楽器について深い知識がなくあいまいな返答になり申し訳ありませんが、ご参考になれば幸いです。

  4. 山本 より:

    丁寧なご対応ありがとうございました。
    参考にさせていただきます。

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