テレキャスターのスイッチングとコントロール

2015年7月7日

Fenderテレキャスターのコントロール

テレキャスター

Fenderのテレキャスターといえば超人気エレキギターの一つですね。

シンプルなので何も難しいことはありませんが、今回はテレキャスターのコントロールについて解説します。

ピックアップセレクタースイッチ

テレキャスターのコントロール

テレキャスターのピックアップセレクターには左右と真ん中の3段階で止まる3Wayスイッチが使用されています。

・ブリッジ側に傾ければブリッジ側にあるリアピックアップの音が出力される

・ネック側に傾ければネック側にあるフロントピックアップの音が出力される

・真ん中に立てた状態で両方のピックアップの音をミックスしたハーフトーンの音になる

何も難しいことはなく、このスイッチを傾けた側のピックアップの音が出力されます。

ピックアップごとの音色の傾向

・ブリッジ側リアピックアップはアタック感が強く立ち上がりの早い硬い音色。

・ネック側のフロントピックアップは、角が丸く柔かい暖かみのある音色。

ピックアップの機種やピックアップによっても異なりますが、基本的に上記のようなサウンドとなる傾向があります。

好みや演奏する曲・フレーズに合わせて選択しましょう。

なお、この傾向は他のエレキギターやベースでも同じです。

マスターボリュームとマスタートーン

テレキャスターはボリュームとトーンのツマミが一つずつの1ボリューム1トーンの構造。

フロントピックアップ、リアピックアップのどちらにも効くマスターボリュームとマスタートーンとなっています。

ボリュームは10を頂点に絞れば音が小さくなる構造で、0でミュート状態になります。

トーンも10でピックアップ本来の音に最も近い状態で、絞る程に高音域をカットしていくハイカット方式で音色を調整します。

高音域が減った分アタック感や音の硬さは失われますが、相対的に全体的に音が丸く柔らかくなり、低音がよく聴こえるにようになります。

まだ慣れない内はボリュームもトーンもMAXの10(いわゆるフルテン)にしておき、アンプやエフェクターで音を作るのが無難です。

まとめ

・ピックアップセレクターは傾けた方のピックアップから音が出る

・真ん中に立てた場合は両方のピックアップを使用する

・ボリュームとトーンはそれぞれ音量と音色を調整できるツマミ

テレキャスターはFenderのエレキギター第一号であるエスクワイヤーの流れをくんだ実質後継機種であり、非常にシンプルな構造となっています。

たった2つのピックアップと1ボリューム・1トーンという簡単なコントロールですが、ある意味では全てのエレキギターのコントロールの基本になるともいえるでしょう。

ピックアップごとの音色やボリューム、トーンの働きもテレキャスターに限らずエレキギターであればみな基本的には同じ。

ぜひマスターしておきましょう。

同じテレキャスターシリーズでもコントロールが違うものがあります。

例えば、2ピックアップで2ボリューム・2トーンのテレキャスターカスタムなど。

テレキャスターカスタムはレスポールと同じコントロールとなっておりますので、下記関連記事にあるレスポールのコントロールからご覧ください。