【豆知識】エレキギター・ベースのピックアップは全部同じ物を使っている!?

2015年6月30日

ピックアップポジションにまつわる豆知識

エレキギター・ベースのピックアップは全部同じという驚愕の事実

エレキギター・ベースのピックアップは全部同じという驚愕の事実

ピックアップが一基だけなんてロックで漢らしいエレキギターやベースもあったりしますが、やはりサウンドバリエーションは大いに越したことはありませんよね。

ストラトキャスター、レスポールの時代から、エレキギターやベースでは複数のピックアップが取り付けられるものが大多数を占めています。

フロントは甘く丸い音色も、リアは立ち上がりが早く硬いサウンドも魅力的。

真ん中に立ってハーフトーンの立役者になってくれ、単体でもバランサーとして立つセンターももちろんGOOD。

それぞれキャラがあっていて魅力的です。

実はギター・ベースに載ってるピックアップは全部同じもの!?

しかし、実はかなり多くのエレキギターやベースは、フロントにもリアにも(センターにも)同じピックアップを使っています。

あ、もちろん同じ楽器内でってことですよ。さすがにベースとギターで同じピックアップは使っていませんし、メーカーが変わればピックアップの製造元も違いますから。

多弦ギターのピックアップやハムバッカー系のピックアップ、ベースピックアップは弦のピッチにポールピースのピッチを合わせたものを使うこともありますが、ピッチが違うだけでコイルの巻き数など設計は同じものを使うことが一般的。

Seymour Duncanなどリプレイスメント系の高級ピックアップでもない限り、ポジションによって音を変えるように調整を行ったりはしません。

でも不思議なことにフロント / センター / リアは音が全く違いますよね?

同じ太さの弦、同じ音程を信号にしているはずなのに、音色が全然違います。

なぜポジションによって音が違う?

理由はそのまんまで、ピックアップの置かれたポジション=場所が違うからです。

ピックアップはポールピースの真上の金属の動き=弦の振動を拾います。

が、弦の振幅は位置によって全然違うんです。

ピックアップのポジションごとの音の違い

わかりやすいように大げさに描いてます。こんな震えたら間違いなくビビります。

このようにピックアップによって拾える振幅が全然違うんですよね。

つまり、全く同じピックアップでも音を拾う場所が違うから音が変わるワケです。

反対に言えば、この様に同じ設計のピックアップを載せている場合は、同じギター内でピックアップを入れ替えちゃっても音がほぼ変わりません。(個体差分とピッチの違い分以外)

例えばストラトのフロントピックアップとリアピックアップをとりはずして入れ替えても、やはりリア側は硬くてアタックの強い音で、フロント側は柔かく丸い音がします。

なかなか面白いですね。

ちなみにリアピックアップは高めでフロントピックアップは低めにセットするのは、図のようにポジションが振幅が違うことが理由。

同じ高さだと、弦の振幅が狭いリアの音が小さく、振幅が広いフロントの音が大きくなってしまいますから。

同じピックアップなのにそれぞれ音が違う要因は他にも

  • 弦高とピックアップの高さによる弦~ピックアップの距離の違い。
  • コイルの巻き数や劣化具合などピックアップごとの個体差。

など挙げればキリがありませんが、やはり 一番の理由はピックアップの置かれた場所の違いです。

位置による音の違いを実感する方法

わざわざピックアップを入れ替えずとも、位置による音の違いを感じることは可能です。

アンプにつながなくてもオッケーなので、でちょっと試して見てください。

開放弦でいいので、適当な弦をブリッジのすぐ近くでピックで弾いて見ましょう。

続いて、同じ弦を12フレットの上あたりで弾いてみましょう。

同じピックで同じ音程なのに音色が全然違いますよね?

厳密に言えば違う話ではありますが、音を発生させる場所、音を拾う場所で音色って変わるものなのです。

細かい話ですけど、なかなか面白いです。

エレキギター・ベースのピックアップは全部同じ物 まとめ

  • 多くのエレキギターやベースでは、ピッチを除き全基同じモデルのピックアップが使われることが多い。
  • 各ポジションで音色が変わるのはピックアップの個体差など微妙な違いもある。
  • が、基本的にはそれぞれのピックアップの位置が違うことが主因で音の違いが出る。

これを初めて知った時結構衝撃的でした。

その内弁当箱ザグリのストラトの上にピックアップ1基だけ載せて、ピックガード上をレールみたいに動かせるようにしたら楽しそうなんて思い付いたり。

そしたら細かくピックアップの場所を調整して、音を変えられるな~、なんて。

めんどくさいし全く実用性がないので実現には至っておりませんが…

大してなにかの役に立つような知識でもありませんけど、スタジオの待ち時間の話のネタにでもしてやってください。

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