リードのファイルドカットとアンファイルドカットの特徴と違い・選び方

クラリネット、サックス用リードのカットの仕方による違い

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ファイルドカットのリード(左)とアンファイルドカットのリード(右)

クラリネットやサックスで使ういわゆるシングルリードには、カットの仕上げの違いによってファイルドカット・アンファイルドカットの二種類があります。

今回はこのファイルドカット・アンファイルカットそれぞれの特徴と違いについて解説します。

ファイルドカットリードの特徴


ファイルドカットとは、ヴァンプ(※)の根元部分のケーン表皮を削り取る加工を指します。

アンファイルドカットに対し、ファイルドカットの方が比較的音の立ち上がりがまとまりがあり、全体的に明るめの音色になる傾向があるのが特徴。

この辺りがファイルドカットとアンファイルドカットの一番の違いですね。

(※ヴァンプ=リードのカット・加工されている部位全体)

そのため一般的にはファイルドカットはクラシック・吹奏楽向きとされています。

が、最近はリードの種類もかなり増えており、必ずしもファイルドカットがすべてクラシック向けとも言えなくなってきました。

実際、VANDORENにはJAVA REDシリーズがありますし、RICOのJAZZ SELECTもアンファイルドカットとともにファイルドカットもラインナップがあります。

ちなみに、ファイルドカットはフレンチカットとも呼ばれています。

アンファイルドカットリードの特徴


アンファイルドカットとは、ファイルドカットとは違いヴァンプ部分の表皮をそのまま残したリードを指します。

アンファイルドカットの方は比較的ダークで落ち着きのある音色が特徴。

特にサックス用のリードではクラシックよりもジャズ向きとされています。

アメリカンカットとも呼ばれています。

フレンチカットとアメリカンカット

リードのヴァンプ表皮を削るファイルドカットと削らないアンファイルドカット。

実はそれぞれ別名があり、ファイルドカットはフレンチカットアンファイルドカットはアメリカンカットとも呼ばれます。

ただし、この定義は人によってはヴァンプの加工の仕方も含めて別ものとして捉えられることもあるため、必ずしも=ではない場合もあると覚えておきましょう。

アンファイルドカット・ファイルドカットのリードの違いまとめ

・ファイルドカットとは、ヴァンプ部分の表皮をカットした加工を指す

・ファイルドカットは音の立ち上がりが早く全体的に明るい音色で、クラシック・吹奏楽向き

・アンファイルドカットとは、ケーンのヴァンプ部分の表皮をそのままで仕上げたリードを指す

・アンファイルドカットは全体的にダークで落ち着きのある音色で、ジャズ向き

上記はあくまでも目安というか、傾向があるというお話です。

必ずしもアンファイルドリードはジャズ以外では使えないとか、クラシックではファイルドカット以外を使ってはいけないわけではありません。

前述の通り最近はファイルドカットのジャズ向きのリードなんかもありますし。

またリガチャーやマウスピースとの相性も考慮する必要があります。

とはいえ、昔からファイルドカットはクラシック・吹奏楽向き・アンファイルドカットはジャズ向きとされていたこともあり、事実多くのリード商品ではファイルドカットがなされたリードは全体的にクラシック向きの形状に仕上げられますし、アンファイルドカット仕様のリードはジャズ向きの形状に仕上げられているのが現状です。

その辺りを念頭に、自身に合ったリードを選ぶ際の参考になれば幸いです。

 

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