ベース弦の太さ(ゲージ)の選び方

弦の太さの選び方の前に、少し前置き。

初心者による弦楽器セルフメンテナンスの第一歩といえば、弦の交換でしょう。

そしてその第一関門が弦選び。

中でもベースは特に弦の選び方がややこしく難しいものです。

しかし弦自体は消耗品なので、ベースをやるにあたって嫌でも憶えていかなければいけないものです。

そして楽器屋の店員は、初心者の方に適切なアドバイスができなければなりません。

ぜひここでマスターしてくださいね。

なお、今回は弦の太さについて説明しますが、ベースの弦を選ぶにあたってはベース本体のスケールと弦のスケールについてわかっていない状態で買ってはいけません。

スケールとは、すごく簡単に言うと弦の長さのこと。

ベース弦の場合はスケール=長さを間違えてしまうと最悪張ることすらできないこともあり得ます。

弦の太さや素材を間違えたくらいなら張れないことはないですし、ギターの替え弦には長さの概念はないんですが、ベースの弦の場合はそうもいきません。

本記事はスケールはわかっている前提で話を進めます。

スケールっていうのがよくわからないと言う方は、せめて弦を買う前に下の関連記事のリンクから【重要】がついている記事を一度お読みになっておいてください。

 

本題・弦の太さの選び方

さて、本題のベース弦の太さの選び方です。

これはベース弦に限らず弦楽器全般でのことですが、弦の太さのことをゲージと呼びます。

この記事でも以下ゲージと呼びます。

ベース弦パッケージのゲージ表記

各社商品は様々ありますが、とりあえず見本として世界的な定番であるダダリオ社のEXLシリーズ(左)とアーニーボール社のSLINKY BASSシリーズ(右)のベース弦セットの写真をご用意しました。

この二社の替え弦セットは普通の楽器屋であればほぼ100%まずどこでも手に入れることができます。

ベース弦には画像で赤枠で囲ったように、パッケージのどこかに4つの数字が表記されています。

この数字が、小さい方からそれぞれ1弦 / 2弦 / 3弦 / 4弦の太さを表したもの。

数字が大きければ弦が太く、小さければ細くなります。

ベース弦では2桁や3桁の数字になっていますが、実際にはこれに0.001をかけたインチサイズです。(1弦であれば0.04インチなど)

とりあえず初心者が張るのに無難な太さは45-65-80-100でしょう。

ちょっと細めでありながら細すぎないので、慣れるまではこれでいいでしょう。

もちろん、どのゲージが良い・悪いということはありません。最終的には使う人の好みです。

太めが良い!と言う方なら45-65-85-105などでもいいでしょう。

その好みに合わせるための知識として、太さが変わると演奏性や音がどう変わるのかもこの後解説しておきましょう。

ちなみに、ダダリオ社もアーニボール社も、ゲージが変わるとパッケージの色が変わるのでわかりやすいと思います。

(ただ、スケールの違いは英語で書いてあるだけでパッケージの色や柄は特に変わらないのでわかりにくいです。

冒頭から何度もスケールスケールってしつこいようですが、ゲージにばかり気をとられてスケールを見逃さないよう要注意)

※画像はあくまでも見本として適当に選んだだけです。

ダダリオ社・アーニーボール者の両方とも40-100も45-105のゲージのセットもあります。

40-100ならダダリオ、45-105ならアーニーボールというわけではないので気にしないでください。

実際にベース弦の太さを変えるとどうなる?

ゲージがベースに与える影響は様々ありますが、とりあえず演奏性・サウンドに関わるところをピックアップすると・・・

・弦が太いとテンションが上がり、押さえる際に弦が硬くなる。

・弦が太ければ太いほど音に低音・重厚感を持たせられる。

・弦が細いとテンションが下がるため柔らかくなり、押さえやすくなる。

・弦が細いと音の線が細くなり、テンション感(ハリ)が減少する。

ざっと言うとこんなところでしょうか。

なお、張る弦のゲージを変えるとネックの反りなどベースのコンディションに影響を及ぼすことがあります。

この辺りは関連記事にもありました- ギター・ベースの弦の太さによる5つの影響 -でも解説していますので、詳しくはこちらをご覧ください。

ちなみに、ミディアムスケールやショートスケールなど、ベース本体のスケールが短くなるほど、弦のテンションが弱くなり同じ太さでは弦が柔らかくなります。

短いスケールのベースであまりに弦が柔らかい・音のハリがないと感じる場合は、太めのものを選んであげると良いでしょう。

まとめ

ゲージの選び方としては、

・今張ってある弦で特に不満がないようであれば、同じゲージを張る。

・もし押さえにくいようであれば今張ってある弦よりも細いものを張ってみる。

・より重厚なサウンドを求めるのであれば太い弦にチャレンジするも良し。

といったところでしょうか。

弦を張り替える周期はそれぞれですが、どちらにしてもずっと張り替えずにいられるものではありません。

弦は消耗品ですし、最初のうちは色々試してみるのがいいと思います。

ちなみに誤解無きように書いておきますが、音には個人の好みがあるので、太い方が良いとか細い方が良いなどの良し悪しは一概には言えません。

太い弦で弾けないわけでもないけれど、軽快な音を出したいからあえて細い弦を選ぶ方もいますし、必ずしも 太い弦=重厚な低音=良い音 ということではないのです。

そもそもきちんと弾けていなければ音の良し悪しどころの話ではないので、もし弾きづらいようであれば素直に細い弦を試して、音が物足りないようなら慣れてから徐々に太い弦に移行するのも良いでしょう。

さて、最後になりましたが…

!!店員になりたい・今店員という方!!

初心者や子供に頼まれたような親御さんっぽい方がベースの弦を購入しているような場合は特に、太さやスケールのことについてきちんと合っているか確認しましょう。

もちろんお店の方針・マニュアルなどもあるでしょうし、管理人がああだこうだと言える立場ではないのは重々承知です。

が、当てずっぽうで買ったら長さが違う!なんてベース初心者のあるあるはよく見かけます。

初心者ではないような方でも時々うっかり間違えて買ってしまうことも多いくらいです。

定番のアーニーボール弦もダダリオ弦もパッケージの色でゲージはわかりますが、スケールは小さく書いてあるだけなので間違えがち。

2000円近い買い物を無駄にするかわいそうな初心者ベーシストが生まれないよう、気を付けてあげたいところです。

もちろんそれができるかどうかも、知識あってのことですが…

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