木製楽器が割れてしまう3つのNG行為!(1/2)

楽器に対して絶対やってはいけない3つのこと! Part-1

楽器を愛する人なら誰もが気になるのが、我が愛機のコンディション。

冬場に楽器の乾燥対策をするというのはもはや常識。

室外や車で保管しちゃいけないとか、そんな当たり前のことはもう聞き飽きたという方も多いでしょう。

今回はそういう基本的なことは抜きにして、知らず知らずのうちにやってしまいがちな楽器へのいじめ行為について解説します。

特にバイオリン・ギター・ウクレレなどなどの弦楽器や、ピッコロやクラリネット、オーボエなど、木製の管楽器は気をつけなければいけない点がたくさんあります。

今回は『 木製楽器が割れる3つのNG行為! 』 ということで、知らず知らずのうちにやっちゃうような落とし穴的ミスを挙げていきます。

「 冬場もちゃんと保管してるからへーきへーき! 」 と言うような方でも是非ご一読ください。

NGケースその1 外から室内に入ってすぐにケースを開ける。

まず気をつけて頂きたいのは、スタジオに入った時や家に帰ってすぐなど、「 さぁ練習だ! 」と楽器をケースから取り出す、というありがちなシチュエーションです。

冬場はこれが非常に危険なんです。

室外の移動などで冷たくなった楽器をいきなり室内の暖かい空気に晒すと、楽器の木部が急激な温度変化に耐えられずひび割れを起こしてしまう可能性が高いのです。

実際、毎年冬になると 『 ギターのボディーが割れた 』『 気付いたら管体が割れていた 』 といって楽器店に持ち込んでくる方はたくさんいらっしゃいます。

詳しく話を聞くと、家に帰った直後とか、スタジオに入って演奏しようとした時にひび割れに気づいた、という方がほとんど。

この場合実際に割れたのは気づく直前のケースを開けた時と思われます。

もちろん室外の低気温の中を移動しているうちに割れが起こる可能性もありますが、ケースがよほどペラペラなものでもない限り中の楽器がそれほど急激に冷えることはないので、よほど長時間放置したわけでもなければそう簡単に割れたりはしません。

(そんなに弱かったのでは楽器屋の出入り口付近に展示された楽器はみんな割れだらけになっちゃいます)

特にピッコロや木製リコーダー、木製フルート、クラリネット、オーボエ、ファゴットなどの木製の管楽器が要注意。

これらの木製管楽器の場合は演奏時には人間の暖かい息を吹き込みますから、楽器本体が冷えていると効果はてきめん。

木製の木管楽器は長時間練習するだけで割れることがあるくらいデリケートですから、そこに温度差も加わったらひとたまりもありません。

木製の管楽器はファゴットは除いて塗装もされていませんし、冬場冷暖の差がある場所間の移動後は特に注意が必要です。

弦楽器の場合でも、特にアコギやウクレレなどのように板が薄いものは割れが起きやすいです。

楽器の木部が割れるまではいかずとも、ラッカー塗装のひび割れ(クラック)が起こる場合があります。

ソリッドボディーのエレキギターやベースなど、箱物ではない楽器でも油断はできませんよ。

じゃあケースを開ける時どうすればいい?

本来であれば、楽器が冷えてしまった場合は室内に入ったあとしばらく放置し、室温に慣らしてから楽器を出すのがベスト。

室内に入ってすぐに練習できないのでは色々と不都合もあるでしょう。

確かにスタジオや練習室なんかだと、そもそも楽器を取り出せなきゃ意味がありません。

しかし、楽器が割れてしまっては練習どころか次回の本番も危ういですよ。

ケースを開けるまでの時間を短縮したいという時でも、『 ケースを少しずつゆっくり開ける 』 ようにしましょう。

ソフトケースなどファスナーで開閉するケースの場合は、少しずつ開けてゆっくり暖かい空気が少しずつ入る様にして、徐々に馴染ませながら開けましょう。

ハードケースの場合もガバっと開けるのではなく、室内の空気に馴染ませてから開けてあげるといいでしょう。

急ぐ時でもペンなど何か小さいものを挟んで小さく開けっ放しにし、少しでも馴染ませた後に取り出してください。

ただ、開けたままにしておいたのを忘れていてケースを持ち上げて、中身が落下…なんていうことのないように気をつけてくださいね。

まとめ

ただでさえ日本の冬場は寒くて乾燥する上に、夏の高温多湿からの極端な落差もあって楽器にとってはストレスが大きい季節です。

急激な温度変化は楽器にストレスを与え、割れに繋がる ということを憶えておいてください。

今回はその一例として寒い室外から暖かい室内に入った場合、ケースはゆっくり開けた方が良い、というお話をしています。

他にも急激な温度変化が予想される場合はその変化がなるべく緩やかになるよう気を遣ってあげると良いでしょう。

しかし残念なことに、どんなに気をつけてゆっくり開けたとしても割れる時は割れます。

急激な温度変化はそれだけ楽器にとってストレスということ。

とにかく少しでも時間をかけてあげるのが大事です。

練習場についたらまず少しケースを開けて置いて、楽譜など他に用意できるものから用意して、ケースを開けるのはなるべく最後になるようにした方が楽器に優しいですよ。

面倒かとは思いますが、木製の楽器にとって割れというのはかなり深刻な問題。

多少面倒でも気をつけてあげた方が楽器にもサイフにも優しく、最終的に時間もとられずにすみます。

手間は惜しまないようにしましょう。

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