Cから始まる音名のアルファベット表記、なぜCがドでAがラ?

音名はなぜCからはじまりドがCでラはAなのか?

前回、色々な国の言葉での音名の表記について解説しました。

その中で ドレミファソラシ = C-D-E-F-G-A-B = ハニホヘトイロ というように、それぞれの音名にあてはまる色々な表記があるというお話をしましたが・・・

これってなんだか違和感ありますよね?

なぜABC順ではなく、C-D-E-F-G-A-B という風にCから始まるのかと。

同じく日本語表記でも イロハニホヘト ではなく、ハニホヘトイロ なんて業界用語っぽくなってしまっています。

ザギンでチャンネーとシースー食うんじゃないんだから、普通に言えばいいじゃないか。

ド=AにしてしまえばキレイにABC順で A-B-C-D-E-F-Gになるし、同じくド=イにしてしまえばもっとわかりやすかったはずなのに。

ちなみに前回解説したのはこんな感じ。

色々な国の言葉での音名表記

前回解説した音名の表。何故わざわざこんな風にしてしまったのか・・・

なぜCから始まるようにしてしまったのか。

これについは色々な説があり、慢性的に勉強不足な管理人にどれが本当なのかは実際わかるはずもないのですが、割と代表的でわかりやすい説を一つご紹介しておきましょう。

なお、上記解説図が何を言っているのかサッパリだぜ、という方はこのまま読み進めてもちんぷんかんぷんのままでしょうから、下記関連記事から前回の音名表記についての記事を先にお読みになってください。

 

一般的な音の始まりはドではなくラだった!

何故かって、昔は一般的な音階の始まりの音が『 ド 』ではなく 『 ラ 』だったから

今でこそ、音名の並びがドから始まる『 ドレミファソラシ 』(ハ長調)が最も一般的ドですが、すごくむか~しには『 ラシドレミファソ 』と ラ から始まるのが最も一般的だったからです。(イ単調)

なので、当初は『 ラシドレミファソ 』をアルファベットにあてはめて、A-B-C-D-E-F-Gと表記していました。

その後長い音楽の歴史の中でも色々あって、 ラ から始まるイ単調よりも ド から始まるハ長調の方がメジャーになり、その音の並びに合わせて音名を並べて書く時は『 ドレミファソラシ 』が一般的になりました。

それに合わせてアルファベット表記も順番を替えることになり、C-D-E-F-G-A-Bというなんだか不思議な順番になったのです。

日本語表記の場合

ここまでお読み頂ければ日本語の場合ももうお分かりかとは思いますけども・・・

西洋の楽器や音楽が日本に伝わった際に英語圏のアルファベット順に当たるものがいろは歌だったので、いろは歌の出だしの『 イロハニホヘト 』をA-B-C-D-E-F-Gにあてはめました。

そして、そのままC-D-E-F-G-A-Bと同じ順番に並べなおしたためアルファベットでの表記同様『 ハニホヘトイロハ 』なんてデタラメな並びになってしまったんですね。

これがザギンでシースーの真相です。

ちなみにこの日本語表記、近年は『 ハ長調 』などと曲の調を表す時以外ではあまり使われていませんが、外来語=敵性語=悪とされていた戦時中は『 ハニホヘトイロハ 』での教育と使用が徹底されていたようです。

その様子はジブリ映画 火垂るの墓 の2人が身を寄せていたおばさんの家でピアノを弾くシーンなんかでも垣間見ることができます。

当時は野球のアウトやストライクですら そこまで! などの日本語に置き換えられていたそうですから、ドレミファソラシドも当然NGだったのでしょうね。

別段大して役に立つわけでもない豆知識、以上!

 

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