楽器屋のスタッフになるとはどういうことか

2014年7月7日

アイキャッチ レスポールゴールドトップ

ナルガッキ記念すべき初めての記事となります。

稚拙な文章で読みづらいこともあるかと思いますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

楽器屋のスタッフになるとはどういうことか

スタッフイメージ

今回は楽器や業界の知識よりまず心得のお話。

いきなり退屈な話で申し訳ないのですが、まずは楽器屋のスタッフや店員として楽器屋で働くとはどういうことか、思うところをお話ししましょう。

せっかくのやる気に水をさすようですが、まずはそんなに甘くはないというお話から。

楽器屋のスタッフのお仕事内容

楽器屋のイメージって、

  • なんかのんびりしていて仕事内容も楽そう。
  • 好きな楽器に囲まれて楽しそう

と思われているかも知れません。しかし現実にはそんなに甘くはありません。もちろん会社・店舗や社員かアルバイトかなど雇用形態にもよるとは思います。

が、いずれにしても楽器触って遊んでいる暇はほぼありません。

基本的に楽器店には店員の数に対して楽器の数が圧倒的に多いです。

接客業ですから、お客様がいらっしゃるときの接客はもちろん、LM(軽音楽)のスタッフならギターやベースの弦を替えたり、管楽器のスタッフなら管体を磨いたりメンテナンスもしないといけません。

レジもやらないとだし、電話にも出なきゃいけないし、お掃除もしないといけない。売れれば売れた分だけ発注が必要で、当然その分入荷したものを店頭に出したり倉庫にしまったり。

しかも重い楽器を一度に複数持ったり。私史上最高記録はベースを8本。死ぬかと思ったわ。チューバの方がよっぽど楽。

もちろん体制はお店にもよるとは思いますが、楽器屋の店員は意外と忙しいのです。

ただ「 楽器に囲まれて楽しそうだし、ラクしたいし! 」と志望すると現実とのギャップに驚くことになるでしょう。

でもそこまで厳しいばかりでもない

じゃあただ厳しいだけかといえばそうでもありません。率直にいえば学生時代の飲食バイトの方が忙しかったし体力的にもきつかったです。

憶えなきゃいけない業務や業務手順の多さではコンビニの方が圧倒的。

そういう意味では、もともとある程度知識も経験もあるものに携わるという仕事は、そこまで難しいものでもないと思います。

何より、自分の経験や知識を活かし、好きな楽器に携わる仕事をするのは楽しいです。

何故楽器屋のスタッフになりたい?

楽器屋で働きたい理由はみなさんさまざまあると思います。

  • 学生の頃から部活やサークルで慣れ親しんだ楽器を仕事にしたい。
  • プロのミュージシャン、演奏家を目指したが挫折。でも楽器には関わっていたい。
  • もう楽器に情熱はないけれど、自信があるのは楽器だけだから楽器屋で働きたい。

理由は人それぞれですし、それに善し悪しはありません。

ただ、一ついえるのは、先述の通り「 そんなに厳しくはない。けれど、そんなに楽でもない 」ということ。

想像していたものと違った、というのでただ失望しないよう過度に期待はしない方がいいと思います。

といっても何も楽器屋に限ったことではないでしょう。必要以上に身構える必要もありません。

なによりせっかく大好きな楽器屋を目指すのですから、いいことも悪いことも、いつか笑顔で話せるよう楽しんでください!