サウンドハウスという楽器屋さんの特徴

楽器通販大手・並行輸入の雄 サウンドハウス

サウンドハウス

名前を略(訳?)した 音家 の愛称で親しまれているサウンドハウス。

ここ何回か続いた輸入品の話に関連して触れる機会があったので、今回は大手楽器販売店サウンドハウスについて。

楽器の通販ショップとしてかなり有名なので耳にしたことのある方も多いでしょう。

創立はまだバンドブームが続く1993年。

大手ほど老舗が多い楽器業界においては、まだ若い会社とも言えます。

サウンドハウスは並行輸入品・直輸入品専門店!?

サウンドハウスの特徴といえば、とにかく売っている商品が他よりも安いこと。

販売価格を安くし、数を売って儲ける薄利多売の通販屋の姿を地で行っています。

大抵の物は他の楽器店より安いのですが、中でも特に安いのが海外ブランドの輸入商品。

ただ薄利多売をするだけなら他の楽器店でもできますが、サウンドハウスが他と違うのは、販売している多くの輸入商品が独自に輸入してきた並行輸入品、直輸入品で構成されている点。

自社の独自ルートで中間マージンはなく買い付ける数も結構な量ですから、かなり安く仕入れることができるのでしょう。

正規輸入品を扱う他店からすれば仕入れ値よりもサウンドハウスの販売価格の方が安いなんてものも多く、価格で対抗するのは現実的に難しいことも。

そのためメーカー保証がないものも多いのですが、販売価格は相当安く、「 正規輸入品でなくても構わないから安く手に入れたい! 」層から支持を集めています。

並行輸入品を武器として昇華させ成功している一番の例と言えます。

サウンドハウスの楽器業界内での評判

そういうワケで、ユーザーからの評判は概ね好評。

が、楽器業界内ではサウンドハウスをよく思っていないところも多いのではないでしょうか。

単純な話、「 なんでもかんでも安くしやがってコノヤロウ 」っていう感じです。

実際のところ正規輸入代理店からすればサウンドハウスの安い並行輸入品が出回る分正規品が売れなくなるし、販売店からすればやたらと売値が安い同業他社ですから、業界内でヘイトを集めてしまうのも仕方のないことでしょう。
(そんなん企業努力やろと言ってしまえばそこまでなんですが…)

もう一つサウンドハウスが同業他社から好かれない要因が、通販がメインというところにあります。

近頃小売業界では、店頭で実物を見て安い通販屋さんで買う、実店舗のショールーム化、いわゆる『 ショールーミング 』が起きていると言います。

顕著なのが家電の場合ですよね。

家電屋さんなんかでは、通販屋さんの価格を店員に突き付けて同じ価格まで値下げをさせる、なんてことも。

どこの馬の骨とも分からないような通販屋さんでも、安いところがあればそういう風に言われるんだから大変です。

実は楽器業界でも似た流れが出来上がってきています。

楽器業界でも、実店舗で実物確認して、安い通販で買う人が増えているのです。

そして、ユーザーからしてみれば、楽器屋さんの中で価格が安い通販屋さんと言えばサウンドハウス

家電量販店の場合は「 他店より高かったら言ってください! 」(ドン!)と謳ってるところもあるのでまだしも、そんなことは一言も謳っていない楽器店でも「 おう、サウンドハウスの方が安いんじゃ。どうにかせえや(意訳) 」みたいなことを言われることが。

ぶっちゃけ「 そんならそこで買えや(意訳) 」と言いたいところですが、そうもいきませんし。

多くの販売店にとって厄介なことに、正規の仕入れ値より安いものが多く対抗しようがない上に、サウンドハウスはどこぞの馬の骨ではなく信頼のある大きな会社ということ。

管楽器や弦楽器などの見た目や実機の音に個体差が楽器はまだしも、キーボードなどの電子楽器やアンプなど周辺機器、消耗品などどこで買っても同じものはお客様もサウンドハウスに流れやすく、多くの販売店が対応に苦慮していることでしょう。

というか、楽器店で勤めていた頃の管理人がそうでした。

価格調査でも接客中でも、「 あっ…またサウンドハウスさん… 」 って具合。

とはいっても、管理人の場合はもはやあきらめの境地でしたが。

実は通販専門店ではない

誤解されがちなのですが、サウンドハウスは実は通販専門店ではありません

メインの業態は確かに通販ですが、実は成田に実店舗もあります。

また、サウンドハウスは一般客相手の販売業務だけではなく、他の楽器店や問屋への卸しもやっています

実は正規輸入品も取り扱うし、自身が正規輸入代理店でもある

サウンドハウスは何も並行輸入ばかりしているわけではなく、ブランドによってはサウンドハウスが正式に正規輸入代理店としてメーカーと取り引きをし、商品を仕入れているものもあります。

例を挙げると、スピーカーユニットブランドとして有名な CELESTION(セレッション)や 格安エフェクターペダルで人気のBEHRINGER(ベリンガー)、楽器用ケースやラックケースなどで有名なSKB(エスケービー)の正規輸入代理店です。
(2015年1月現在。結構入れ替わりがあるので固有名詞については参考程度に)

サウンドハウス自身が正規輸入代理店なのですから、これらの商品はサウンドハウスで購入してもメーカー本家公認のメーカー保証が付くことになります。

サウンドハウス自身が卸問屋としての業務をしていますから、楽器業界内の他の問屋との付き合いもありますし、サウンドハウスが正規輸入品を仕入れることも特に問題なく可能です。

確かに並行輸入のイメージが強いサウンドハウスではありますが、全部が全部並行輸入品とは限らないので、そこは誤解なきよう…

まとめ

・通販を中心に儲けは少なくとも商品を安くし数を売ることで利益を得る薄利多売体制。

・海外ブランドの製品は並行輸入により安く仕入れ、安い価格で販売し、並行輸入品でも構わない層から支持を得ている。

・並行輸入品 / 直輸入品を武器にしているサウンドハウスだが、正規輸入代理店となっている海外メーカーのブランドもあり、卸業務も行っている。

サウンドハウス一社について色々書きましたが、管理人としては特に他意、増して悪意なんぞ全くありません。

業界内でよく思っていない楽器店やメーカーさんがいるとは言っても、業界内では普通に色々な企業と付き合いもありますし、嫌われて干されているとかいうことではありません。

やたら安い通販屋さんってことでユーザーに怪しまれることもありますが、サウンドハウスは2014に発表された通販の売上高100位以内に入っているくらいにはスゴイ会社。

(※インプレス総合研究所『インターネット通販TOP100調査報告書』による)

楽器通販の順位じゃないですよ。通販全ジャンルです。

中にはヨドバシドットコムやらニッセン、ブックオフオンラインなど錚々たる企業たちがランクインしています。

ちなみに1位はAMAZONで、楽天市場は7位なんだそう。さすがAMAZON。

元々サウンドハウスは楽器のほか音響関連の商材を広く扱っているので、諸々の売上がスゴイんでしょう。

もし何か悪いような印象を受けたのであれば、それは単に管理人の文章力がなく、書き方が悪かっただけ。

そういう時は管理人に向かって「 クソがッ 」とでも罵ってください心の中で。

口に出されると凹んでしまいますやめてくださいお願いしますだ。

良い印象も悪い印象も置いといて、サウンドハウスってそういう特徴のある楽器屋さんなのね、と参考程度にして頂けると幸いです。

自身の文の拙さを棚に上げて読者にお願いするなんて自分でもどうかとは思いますが、何卒。

 

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