【マイクの種類】ダイナミックマイクとコンデンサーマイク

2015年9月20日

マイクロフォンには大別して2種類有り!

一言でマイクロフォン、通称マイクと言っても色々なタイプがありますが、大きく分けるとダイナミックマイクとコンデンサーマイクの二種類に大別されます。

今回は、このダイナミックマイクとコンデンサーマイクの特徴について解説します。

ダイナミックマイク

ダイナミックマイクの定番-SHURE-SM58とSM57

ダイナミックマイクの超定番 SHURE SM58とSM57

ダイナミックマイクと言えば、リハーサルスタジオやライブハウスによく置いてある一般的なマイクです。

有名どころではSHURE社のSM58やSM57なんかが超定番ですね。

(スタジオ・ライブハウスなどにあるマイクの8割はSM58だと思っていいレベルの定番)

音質的な面では感度がコンデンサーマイクに劣り、特に高音域の音を拾うのが苦手

しかし、コンデンサーマイクに比べ全体的に価格が安価で耐久性に優れ、扱いやすい特徴があります。

ダイナミックマイクはとにかく丈夫で頑丈で扱いやすい

ダイナミックマイクはコンデンサーマイクに比べ構造がシンプルな分、頑丈・丈夫な上特に電源が不要で、とても扱いやすいのが特徴です。

音を出している状態で落としたりぶつけると「 ゴンッ 」とすごい音がしますけど、ダイナミックマイクの場合その程度ではそうそう壊れません。

手元から落とそうがマイクスタンドごと倒してへこまそうがマイクとして働き続けます。

小学生のランドセルに入れて6年間過ごしても無事なんじゃないかってくらい丈夫です。

(もちろん無敵ってワケではないので、あまりに雑に扱うのはNG)

だから、マイクの扱いの荒いステージ上やレンタルスタジオには安価で丈夫なダイナミックマイクが置いてある、ってワケです。

ちなみに、楽器をやらない人でも利用したことがあるであろうカラオケにあるマイクも、同じ理由でダイナミックタイプのマイクが使用されています。

コンデンサーマイクの特徴

ボーカル用コンデンサーマイクの定番-Audio-technica-4040

ボーカル用コンデンサーマイクの定番 Audio Technica 4040

一言でいえば、コンデンサーマイクは高価で非常にデリケートだが高音質なのが特徴

ダイナミックマイクと違い、空気の振動だけでなく電圧をかけた電極兼振動板の振動によって生じるコンデンサーの静電容量の変化を信号に変換しています。

ちょっとややこしいようですが、この変換方法のおかげでダイナミックマイクに比べ感度が高く、全ての音域でキレイに音を拾うことができます。

音をキレイに取り込むことができるため、レコーディングなど高音質が必要とされる場面でよく使われます。

感度が高い分、ボーカルで声を出す瞬間の息までも「 ボッ 」というアタック音で拾うため、ポップガードを使うことが一般的。

ダイナミックマイクは非常にデリケートで取扱いに注意が必要!

音が良いならみんなコンデンサーマイクを使えばいいように思えますが、実はコンデンサーマイクはその構造上かなりデリケートで、湿気や衝撃に非常に弱いという弱点があります。

小学生のランドセルに入れるなんてとんでもありません。

運搬時はや保管時は中が緩衝剤で覆われた専用のハードケースなどに入れるのが基本です。

ちょっと落としたりマイクスタンドを倒すだけでマイクの形をしたナニカになりかねないので、持ち運び・保管なども含め取扱いには十分注意する必要があります。

また、高価なものでは数十万円するものもザラにあり、全体的にダイナミックマイクに比べ価格が高い傾向があります。

コンデンサーマイクにはファンタム電源が必要

コンデンサーマイクは先述の通り、振動板の電極に電圧をかけることで音を電気信号に変換します。

そのため " ファンタム電源 " と呼ばれる電源が必要となります。

電源とは言っても一般的な家電のようにコンセントを挿す必要はなく、ファンタム電源に対応したミキサーやインターフェイスなどの機材に接続すればOK。

ケーブルはファンタム電源を供給できるよう、XLRケーブル(通称キャノンケーブル)を使用します。

(一部ミニプラグで電源を取るモデルもあり)

反対に言えば、ファンタム電源に対応していない機材ではコンデンサーマイクは使用することが出来ません。

12V、18V、24V、48Vなど規格がいくつかありますが、ファンタム電源の電圧には48Vが最も一般的です。

マイクの種類まとめ

  • マイクは大きく分けてダイナミックマイクとコンデンサーマイクの二種類。
  • ダイナミックマイクはコンデンサーマイクに比べ音質的には劣るが、頑丈で耐久性に優れ価格が安価。
  • コンデンサーマイクは感度が高くダイナミックマイクよりも広い音域でしっかりと音を拾うことができ、高音質。
  • しかし全体的に高価で湿度・衝撃に弱いため扱いに注意が必要で、主にレコーディングなどで使われる。

これらの特徴によって、

ライブハウスやレンタルスタジオ、カラオケではダイナミックマイクを使い、レコーディングにはコンデンサーマイクが使われるといった具合に使い分けがなされています。

この二つのどちらかで使い道が全く違いますので、マイクを買う際には使用用途にどちらの特性が合うかをしっかりと考えた上で選びましょう。

なお、今回ダイナミックマイクとしては一般的な " ムービングコイル型マイク " の特徴を紹介ました。

あまり一般的ではありませんが、実はダイナミックマイクの一種として " リボン型マイク “ もあります。

リボン型マイクは今回ダイナミックマイクとして紹介したムービングコイル型とは特徴・特性が違うので、留意しておきましょう。

そのムービングコイル型とリボン型マイクの特徴については別途解説していますので、詳しくは下記関連記事からどうぞ!