ギターの分類 補足 フォークギターとクラシックギターの呼び方について

アコースティックギターの実践的な呼び方

アコースティックギター代表 フォークギターとクラシックギター

ナイロン弦でも鉄弦でも、どちらでも分類上はアコギ。

前回の正しいギターの分類 その4 基本のまとめで、「 エレアコも分類上はエレキギターであるが、一般的に会話する時にはわざわざエレキギターとは呼ばない 」というお話をしました。

当たり前ですよね。普通にエレキギターと言われたらストラトキャスターやレスポールのようなソリッドギターのエレキギターを連想します。
(ソリッドギターについては 正しいギターの分類 その1を参照)

確かに分類上はエレアコだってエレキギターで間違いないですが、分類上間違っていないからといって普段からそんな呼び方をしていたら会話になりません。

ゴリラのことをいちいちゴリラゴリラと言わないといけないのかよ、って話。
(※ゴリラは正式な学名上ではゴリラゴリラと言うらしい)

そんなことをいちいちあげつらって 『 間違いだ! 』 なんて言う人とは、正直お付き合いしたくないですよね。

これと似たようなものです。

正しい名称と普段の呼び方の問題です。

会話上通じなければ意味がありませんから、その辺りは話の流れを読んでいく必要があります。

ちょっとややこしいアコースティックギターとクラシックギター

しかし、それも踏まえて一つ憶えておいてほしいことがあるのですが…

分類上で言う、鉄弦のアコースティックギター(フォークギター)ナイロン弦のアコースティックギター(クラシックギター)の呼び方についてです。

これまで何回も出ている話なので辟易されている方もいるでしょうけども、初めてご覧になる方もいらっしゃるかもしれないので少し前置きを。

近年ではフォークギターという言葉があまり使われず、一般的に「 アコースティックギター 」と言うと、鉄弦のフォークギターを意味する、といった風潮になってきています。

しかししつこいようですが、分類上、鉄弦のフォークギターもナイロン弦のクラシックギターも、どちらもアコースティックギターということになっていますし、実際、少し前まではその様に呼ばれていました。

それがそもそもフォークギターという言葉があまり使われなくなります。

いつからか、とか原因については管理人の推測も入っていますが、恐らくフォークブームが終焉した辺りからでしょう。

ですが、一度はそういったブームもあったお陰か、今でもどちらかといえばフォークギターの方が人気がありますし、ギターを知らない方からもイメージとしては『 アコギ=ナイロン弦のギター 』というよりも『 アコギ=鉄弦のギター 』という風になってしまっています。

それで、アコギと言えば鉄弦、というイメージというのが一般的に根付いてしまったのでしょう。

趣味の話として、気心の知れたギター仲間やあまり知らない人と普通に会話をしている分には、これでいっこうに構いません。

しかし、楽器店でスタッフとして同僚やお客様と喋る場合(逆に、自分が客として、店員としゃべる場合)には、これでは困ってしまうんですよね。

ただアコギと言ってしまうと、それがフォークギターのことなのかクラシックギターのことなのかがハッキリと伝わらないのです。

その程度のこと、大したことないじゃん、と思うかもしれませんが、コレが意外と困ったことになる場合が結構あります。

どう困るか、ちょっと具体例を挙げてみましょう。

お客様と会話する場合

そもそも、お客様というのはほとんどの方が初対面の方ですから、どの程度の知識を持っているか、どういった認識を持っているか、わかりません。

その方が 「 アコギが欲しい 」 と言ったからと言って、それが必ずしも鉄弦のフォークギターとは限らないのです。

もし認識が違っていたとしても、実物を案内したり、話をしている段階で 「 あ、違う違う、欲しいのはナイロン弦のギターの話 」 となればまだいいでしょう。

最悪なのは、『 子供がアコギを始めたいというので言っていたのですすめられた鉄弦のギターを買って帰ってやったら、子供が欲しかったのはナイロン弦のギターだった。そんなものはあることすら案内されなかった。 』

なんて言われたら?

その後の対応はお店次第でしょうが、いずれにしてもこんなトラブルは誰も幸せにはなりません。

確かに、前述の通り近年ではアコギと言うとフォークギターというのが一般的なイメージなので十中八九フォークギターのことでありましょう。

特にお歳を召した方では、アコギ=クラシックギターという認識の方も多いです。

しかし、単純に言葉上の計算ではありますが、十中八九を逆に考えれば10人に1人か2人は違うということになります。

1日に10人接客たとしたら、毎日間違えるということになってしまいますね。

実数は違うとしても、わざわざトラブルを起こす種を抱えっぱなしでいる必要もありませんから、曖昧な言い方はそのままにしておかない方が良いでしょう。

同僚との会話の場合

同僚としゃべっているときは同様です。

もちろん職場の認識にもよるかとは思いますが、ただアコギと言った場合やはりフォークギターなのかクラシックギターなのか断定できないので、細かいミスなど仕事に支障をきたすことが考えられます。

厳しい上司からは「 アイツわかってねぇなぁ 」「 使えないヤツ 」などとバッサリ切っちゃうかも知れません。

その場で指摘してくれればいいのでしょうが、あえて指摘しないで置く意地悪な先輩もいるでしょうし、そのまま年月を重ねていけば、あなたに気を遣って指摘できない後輩も出てきます。

どちらにしても、悪評が立つのはアナタです。

それぞれのアコギの呼び方について まとめ

アコギ、アコースティックギター、という言葉では鉄弦のギター(フォークギター)を思い浮かべる人の方が大多数ではありますが、ナイロン弦のクラシックギターを思い浮かべる人も少なくありません。

分類上でも、アコースティックギターと言えばフォークギターもナイロンギターも内包するため、どうしてもどちらを指しているのか曖昧さが残ってしまいます。

それをきちんと区別して呼ぶのは、当たり前のことと言えば当たり前のことです。

しかし、『 最近のお客様はアコギといえば大抵鉄弦だしな 』などと一時の傾向に合わせて喋っていたりすると、意外と見落としがちなのです。

日常生活で困ることはないでしょうが、特にアナタが楽器店のスタッフだった場合など責任がある場合には問題が起こる可能性が多分にあります。

フォークギターと呼ぶか、せめて鉄弦のアコギと呼ぶなど、クラシックギターと区別をつけるようにしましょう。

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