初心者にオススメのクラリネットと選び方

クラリネットと楽譜イメージ

これからクラリネットを始める初心者、入門者の方にオススメのモデルをご紹介します。

選び方のポイントも解説しますので、ぜひクラリネット選びにお役立てください。

最初は入門機種で慣らす方がオススメ

クラリネットの選び方として、最初からハイグレードな楽器を買って一生ものとして使うのもありです。

が、初心者の一本目としては入門用の機種を選ぶことをオススメします。

クラリネットは木材を使っている上にキイなどパーツが複雑に絡み合った構造で、デリケートな楽器。

初心者が使っていると湿度変化により木部がひび割れてしまう、キイを曲げてしまう、バネが外れてしまうなど故障を起こしてしまうことが多いのです。

せっかくの良いクラリネットを台無しにしないためにも、一本目のクラリネットには入門用のエントリーモデルを選んで扱い方に慣れえるのがオススメです。

入門用ながら本格的な音色と吹奏感のYAMAHA YCL-450

入門用の一本目のクラリネットとして一番のオススメはYAMAHAのYCL-450がオススメです。

価格は安めながらさすがは世界のYAMAHA。クラリネットという一本の管楽器として全く遜色のないクオリティです。

上位クラスと比べても特に機能面で劣るところはなく、アレができないとかコレができないなんてことはありません。

しかも木製なのでクラリネットの扱い方を憶えるにも良しです。

ちなみに一般的にクラリネットといえば音域はB♭(Bフラット)。B♭クラリネット、略してベークラ。

もちろんYCL-450もB♭クラリネットです。

扱いやすいプラ管のYAMAHA YCL-255

まず木の楽器の扱いに慣れる意味合いも込めて木製のYCL-450をオススメしました。

が、木部のひび割れが起こると修理に時間もお金もかかります。しかも日本は四季があって湿度変化が極端で、木製の楽器にはストレスがかかりやすい環境です。

そこでオススメなのが、ひび割れなど木製ならではの故障を気にせず使える樹脂製のクラリネット YCL-255です。

プラスチック管、いわゆるプラ管。プラスチックなので、乾燥など環境変化に非常に強い特徴があります。

音の響きやクオリティは木製クラリネットに比べれば劣りますが、単純に練習目的であればYCL-255で十分でしょう。

特に扱いの雑な子供の練習用としてもオススメです。

付属ケースはケースカバー一体型のセミハードケースで、軽量で扱いやすい点がGOOD。お子様でも持ち運びが楽です。

YAMAHA ヤマハ クラリネット YCL-255
ヤマハ(YAMAHA)

入門用のクラリネットでも音を劇的によくする方法

YCL-450やYCL-255も十分優秀なクラリネットですが、上位機種やビュッフェクランポンなどハイエンドブランドの楽器と比べると音に物足りなさを感じるようなることもあるでしょう。

予算が許せば楽器本体の買い替えもいいですが、手頃な価格で劇的に音をよくする方法がマウスピースを変えること。

リードとともに発音体となるマウスピースは音色全体に大きな影響を与えます。

マウスピースも1万円~2万円程度のものが多く決して安いものではありません。しかしクラリネット本体を買い替えることに比べたら安いものです。

本体を買い替え後も使い続けられますし、クラリネット本体の買い替えの前にまずマウスピースの付け替えも検討してみましょう。

初心者にオススメのクラリネットと選び方 まとめ

  • クラリネットの扱い方に慣れるため、最初の一本目は入門用のエントリークラスがオススメ。
  • 木製だと乾燥によりヒビ割れなどの心配があるので、扱い方に自信がない場合は樹脂製のプラ管のモデルがオススメ。

オーボエほどではありませんが、クラリネットは木管楽器の中でも繊細で扱いの難しい楽器です。

繰り返しにはなりますが、一度壊してみないとわからない、気づかないこともあるので、やはり最初はYCL-450やYCL-255でなどある程度お手頃価格の楽器で扱い方に慣れておくことをオススメします。